2015年10月20日(Tue)18:06

10月以降は参考書を買わない。受験生が秋にやるべきこととは

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焦っている受験生・保護者が陥るのは、「とりあえず参考書を買ってくる」「買ったのはいいけれど使いきれずに山積み」、そして直前期の「あれもこれもやっていない!!」という更なる悪循環です。僕の生徒には、余程のことがない限り10月を超えたら参考書は購入禁止としています。その理由をご説明いたします。
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受験生の敵、それは「焦り」

まず。 僕は現役の塾講師です。
中学受験から大学受験まで指導してきました。
といっても自分自身は、過去学校以外で教育を受けたことがなく、ここからお伝えするのはすべて僕の「我流」の勉強法です。
もちろん、これをさらに咀嚼して、僕の生徒たちに伝えています。
塾で教えてきた経験から申し上げることができるとすれば、秋口に焦り始めるとロクなことがないということです。
これは、中学受験であっても高校受験であっても同じですね。
保護者の方に知っておいていただきたいのは、「参考書、よさそうなのがあったわよ」と言って買ってきてしまうのは、有難迷惑だということです。その行為事態は、ありがたいことなのです。
子供にとって最大の応援団は保護者ですし、僕個人はそうあるべきだと思っています。
けれど、秋口以降は、参考書を買うよりは気分転換においしい物でも食べさせてあげたいなあ……と思います。

夏を超えた受験生の気持ち=焦っている。

理由のひとつめです。
受験生はただでさえ、時間に追われています。課題は多いのに学校が始まってしまう(浪人生だったら予備校でしょうか)。夏末の模擬試験の結果が思わしくない……。どうしたらいいのか、ともがいているタイミングです。
一方で、持っている参考書の復習は、まだまだ不十分なはずです。参考書をなにかしらマスターしているのなら、過去問をやって点数が叩き出せるはず。そうでないから焦っているわけです。焦って次の参考書に手を出してしまうと、とんでもないネガティヴループに突入します。新しい参考書を手に入れた。やってみた。解ける問題もあるけれど、解けない問題も増えた……では、正直なところ、埒があきません。 では次に、「なぜ秋に買わせないのか」をお話して参りましょう。

なぜ秋に買わせないのか?

理由を述べるなら、「焦るから」に尽きます。
焦りというのは、ケアレスミスを誘発します。これは、どの学年でも面白いくらいに同じです。12歳の中学受験生でも、15歳の高校受験生でも、そして18歳の大学受験生でも。
ケアレスミスとひとことで言っても、それが1点、2点と積み重なっていく恐怖やいかに。
ここで、逆転の発想です。
「ケアレスミスが点を下げるなら、ケアレスミスを減らせばいい」……この結論は、多くの人がたどりついて、結果減らせずに終わるものです。
一例ですが、僕が生徒たちにいつも言っていることです。「夏に大量に教えたことを、秋に整理せよ」「そして、落ち着け」
焦りは何から生まれるか、なんていうと心理学的かもしれません。
しかし、結局焦りは人間の心が生むものです。大人であっても焦りは感じますが、泰然としている人もいるのが事実。彼我の違いはこれいかに、と考えた時、見えてくるのは「自信」もしくは「覚悟」です。
「これだけやったのだから……」「やれることはやり切ったのだから……」「だから、どんな結果であろうとも後悔しない」自信がある人たちには、この思いが共通しているようです。
年齢を問わず。新しいものに、子供は飛びつきます。これがあればできるはず、この参考書なら……。新しい参考書は、使いこなすのに時間がかかります。
秋から新しいものを導入して、時間がとれるはずがありません。使いこなせない問題集、とけない問題の山……。これで焦らない理由がありません。自信を持てるはずがない。再度述べますが、焦りというのはケアレスミスを誘発します。
だから、秋のように「受験が近づいてきている」タイミングでの新しい参考書は、僕は禁止しているのです。……運悪く浪人生になった場合、気分転換として春に新しいものに新調するのはありかもしれませんが。

では、秋にはなにをする?

僕の生徒たちにいつも言っていることです。
「夏に大量に教えたことを、秋に整理せよ」 イメージですが、「夏は筋トレ」「秋は素振りと練習試合」という位置づけです。 それぞれの時期にやるべきこと、やらない方が良いことをしっかり位置づけていきましょう。 みなさんに、合格の花が咲きますように。

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始めまして。 現役塾講師の五十嵐です。 塾講師をしているものの、塾には通ったことはありませんし、予備校にも行っておりませんでした。 試行錯誤の末にたどり着いた勉強法やメンタルの切り替え方など、お役に立てることがあるかと思います。 宜しくお願いします!