2015年10月16日(Fri)18:06

奨学金が返せなくなったらどうする?奨学金を徹底解説!

Large 2c2023a2 67a1 4b37 a223 fe9daa95cc26
ここで扱う「奨学金」とは、独立行政法人日本学生支援機構(以下JASSO)が運営する奨学金を指します。奨学金って名前だけど返済の義務がありますし、返済を怠ると延滞金が発生したり、最終的には裁判なんてことも・・・。このまとめでは、奨学金の仕組み~返済時のアドバイスを詳しく!わかりやすく!ご案内します。奨学金を借りている在学中の方、卒業を控えてらっしゃる方、もしもの時の対策法!必見です!
このエントリーをはてなブックマークに追加
1972 views

奨学金の仕組みを理解しましょう

奨学金は、毎月返済する人のお金を基本資源とし、毎月利用する学生の方々へ貸し出しています。 大学を卒業した方が返済したお金を、今の学生の方が利用しているというイメージです。 これをリレー口座といいます。 不足分は、国から借り入れています。 よく、奨学金の返済利子が高い!とおっしゃる方が多いですが、 国から借り入れる際の利子率を基本に、奨学金の利子率を算出しているので 一般的な教育ローンと比べて利子率はとても低いのです。

JASSOの奨学金貸与事業について

奨学金の返済はいつから?

奨学金の返済は 2015年3月に卒業された場合、2015年10月から口座振替にて返済がスタートします。 3月に卒業し、4月入社。その半年後から返済というフローです。 返済にあたって、大学や専門学校などの教育機関で返済説明会があります。 必ず出席し、返済の口座登録用紙を取得、手続きをしましょう。 口座の登録を失念した場合も、延滞扱いとなりますので注意を!!

1回目の返済ができなかった!

口座の残高不足が生じ、 奨学金の返済がスタートした1回目、もしくは返済途中で1度振替ができなかった場合は、 翌月に2カ月分合算で振替になります。その際も振替不能になった場合は 再度翌月に3ヶ月分合算で振替になります。 3回連続で振替不能になった場合は、JASSOが委託する債権回収会社より通告と督促の連絡がいきます。

卒業したけど、就職できず返せない。

卒業したけど就職できず、返済できない。就職したけれど月収が少なく返済できない、、、。 これで悩む方が多いです。 が、安心してください。 JASSOの奨学金は返済猶予というシステムがあります。

返済猶予って何?

返済猶予とは、文字の通り返済する期間を先延ばしにすることです。 ちなみに、JASSOでは返済という言葉は用いません。 すべて返還という言葉を使います。この場合も返還猶予が正式名称です。 猶予であり、免除ではありません。 ちなみに今現在JASSO奨学金の返済免除の制度はありません。(自己破産等例外はあり。) 必ず返済する必要があります。 もちろん猶予申請が承認されれば、猶予期間中は一切返済の義務はありません。 督促もありません。 返済猶予とは、例えば 1年間の猶予を希望し承認された場合、 2020年返済完了予定が、2021年返済完了に先延ばしするということです。

返済猶予の届け出をしたい!

返済猶予制度を利用する場合は届け出と添付書類が必要です。 届け出はJASSOのホームページからダウンロードできます。 添付書類は届け出る事由によって異なります。 経済困難の事由における場合は返済該当年の所得証明書が必要です。 返済該当年の所得証明書が額面で(※手取りではない!)300万円以下であれば 猶予制度を利用できます。

返還期限の猶予

返済猶予って最長何年先まで可能なの?

最長で10年間猶予は可能です。 が、届け出は1書類1年間と決まっていますので 2年間返済猶予を希望する場合は2枚届け出が必要となります。 また、猶予は申請した後に承認審査があります。 届け出の記載内容や所得証明書、その他事由を判断し JASSO側が猶予期間を決定します。 実は私も1年間の猶予申請を行いましたが、 結果は6か月の猶予承認という結果でした。

奨学金を返済して10年目だけど猶予申請は可能なのか?

もちろん可能です。 奨学金を返している途中に失業され、返済困難になった場合でも猶予申請は可能です。 ちなみに 過去に2年猶予の制度を使って、その後安定して返済していたけど 事情が変わり、再度返済ができなくなった場合も猶予申請は可能です。 その場合は、猶予申請期限は最長10年ですので、 10年-過去2年=残り8年間の猶予申請が可能です。

月々の返済額を下げたい。

返済猶予とは別に、返済額の減額制度というものもあります。 たとえば 毎月2万円返済しているけど、収入が下がり2万円の返済が困難になったとします。 でも、月1万円ずつなら返せる そういったときは 減額返済制度を使いましょう 猶予申請同様、届け出と添付書類を送って 審査に通れば月々の支払いを減額できます。 審査結果に応じて、減額で支払える期間が定められます。 1年間の減額が承認されれば1年間は返済額を抑えて返済できます。 月々の支払いを少なくするので当然、完済予定日は長くなります。 月1万円×10年で完済予定で 1年間半額の5千円で返済したとします。 その場合、 月1万円×9年、月5千円×1年、月1万円×半年 =10年6か月で完済となります あくまで、先延ばしということを理解しましょう

減額返還制度

奨学金の返済手続きは怠らない!

返済猶予も減額返済も 余裕をもって申請しましょう。 審査期間は長いので、返せないと予見したらすぐに申請するようにしましょう。 常に登録情報は最新のものになるよう手続きしましょう。 情報変更の届け出を怠った場合、 本人確認が取れず不承認になったり審査が長引く可能性もあります。 万が一の時に備えて、情報変更手続きは必ずまめに行うようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。 卒業後の奨学金返済は長期間にわたるものです。 こちらのまとめを在学中、卒業予定のお子様に見ていただき 一つの手段として心得ていただければ幸いです。

Tags

商業高校~私立商学部へ進学も中退。 その後奨学金事業に勤務。 奨学金関係の知識、また商業科目(高校)の知識あります。よろしくどうぞです。