2015年08月21日(Fri)11:11

メンデルの法則をわかりやすく!分かりやすいメンデルの法則がここに!

Large a7822ecf 08f6 4fb2 92e7 68ca496dbe7a
メンデルの法則を3つに分けて解説しました。メンデルはエンドウの実験を行い、メンデルの法則(遺伝法則)を発見しました。しかし、認知されたのは1900年代になってメンデルの法則を再発見した後のことでした。この法則は現在でも遺伝の概念を理解する基本になっています。
このエントリーをはてなブックマークに追加
11974 views

なぜエンドウで実験したのか?

なぜメンデルはエンドウを使って実験したのでしょうか。それにはいくつかの理由があります。まずは生育期間が短いということです。受験も用量よくが大切ですが、もし動物で実験していたら膨大な時間がかかってしまいます。次に自家受精できるので純系が得られやすいという点です。その他にも人工的に交雑が容易であることや、花弁の色や種子の形など容易に対立形質を見やすいという理由が挙げられます。

メンデルの法則 その①

メンデルの遺伝の法則1つ目は「優性の法則」です。2つの純系を交雑させた雑種第一代では対立形質のうちいずれか一方のみが現れるということです。分かりやすくここで具体例を出すと、赤色の花を咲かせる植物と白色の花を咲かせる植物を交雑させたとき、その子どもである花は混ざってピンク色になったりするわけではなく、赤い花のものしか生まれないということです。(写真では種子の形について説明しています。)

メンデルの法則 その②

メンデルの遺伝の法則2つ目は「分離の法則」です。これは配偶子が形成されるとき、対立遺伝子が互いに分かれて別々の細胞に入るということです。例えばAとaという遺伝子を持つ個体が存在するとします。ここから配偶子が形成されるとき、2種類の配偶子Aとaはそれぞれ別々の配偶子に分配されます。だから1つの配偶子にはAとaの遺伝子があり、片方は空っぽということは決して起こりません。

メンデルの法則 その③

メンデルの遺伝の法則3つ目は「独立の法則」です。2つ以上の対立遺伝子を有する場合、それぞれの遺伝子は互いに影響し合うことなく独立して分配されるというものです。例えば遺伝子型がAaBbの個体から生じる配偶子では、AB,Ab,aB,abの4種類の配偶子が同じ割合で生じることになります。ただし、この法則が成立するのはそれぞれの遺伝子が別々の染色体上に乗っている場合のみなので注意してください。

メンデルの法則の例外・不完全優性

ここからは必ずしもメンデルの法則が当てはまらない代表的な例外について触れていきます。まずは「不完全優性」です。先ほどの優性の法則では赤色の花と白色の花の交雑で赤色の花しかできないと言いましたが、不完全優性の場合にはピンク色の花を咲かせます。その有名なものがマルバアサガオです。したがって、赤色と白色のマルバアサガオを交雑した場合、赤色とピンク色と白色の花が1:2:1の割合で生じることになります。

メンデルの法則の例外・連鎖

独立の法則のところで、この法則が成立するのはそれぞれの遺伝子が別々の染色体上に存在する場合と書きましたが、同じ染色体上に存在する場合を「連鎖」と呼びます。また、減数分裂の際に、二価染色体の間で一部が入れ替わって染色体の乗換えを生じることがあります。この結果、連鎖している遺伝子の組み合わせが変わることを組換えといいます。

まとめ

今回はメンデルの遺伝の法則の基本とそれがすべてにおいて成立するわけではないという点について簡単におさらいしてきました。この他にも例外や特殊な遺伝様式はたくさんあるので、ここで得た基本をもとにさらに知識を深めていってもらえたら幸いです。受験問題では遺伝が解けるか解けないかで大きな差がつきますし、複雑になればなるほど説明文に細かく記載されているので諦めずに頑張ってほしいと思います。

Tags

一風変わった勉強法をご紹介! 受験生とその受験生をサポートする先生や保護者にとって役立つ情報を発信していきます。ID非公開の投稿が公式アカウントの投稿となるので、あらかじめご了承ください。