2015年09月23日(Wed)17:05

受験勉強は何から始めればいいの? 大学合格までのプランは「逆算」で考える!

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 皆さんは、何かを達成しようとするときに計画を立てたことがありますか?何からやっていいのか分からない人は、自分の課題を整理できていない証拠です。入試までの限られた時間の中で大学合格を目指すなら、ゴールから逆算して計画を立ててみましょう。あなたの課題がきっと見えてくるはずです。
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1.大まかなゴールを確認する

 まずは、ゴールを決めましょう。もちろん、志望校の試験に合格することですね。
 志望校が既に決まっていてもうお分かりかとは思いますが、今一度、受験する大学・学部/学科はどこか、どんな試験か、試験はいつか、合格点はどのくらいかなどを確認しましょう。

 特に大手予備校のウェブサイトでは、「センターリサーチ」でA判定となる場合のボーダーラインが公開されていますので、まずはそれを目標としましょう。点数で表すことが難しい場合は、これから出題傾向を分析していきますので、傾向ごとに正答率を上げることを目標にすると良いです。

 どの大学の試験でいつまでに何点を取れるようにする、というのが今回の計画での大まかなゴールとなります。

2.過去問や自分の習熟度を分析する

 大まかなゴールを決めたら、まず、過去の傾向と現在の自分習熟度の両方を「見える化」します。

●センター試験や志望校の過去問題を知る
 問題の内容によって求められる能力が異なってきます。例えば、記述式が多い試験だとしたら、様々な知識を使って順序立てて説明できるよう練習が必要になります。マーク式が多い試験だとしたら、知識を問うものから読解力を問うものなどもあります。必ず、過去問題をいくつか解いて、ある程度の傾向をつかむようにしてください。

●傾向から苦手ポイントをあぶりだす
 問題の傾向や分野に対して、今の自分は「得意」「不得意」のどちらでしょうか。不得意の場合、何が壁になっているのでしょうか。ちなみに、この時点での「不得意」はそれほど問題ではありません。不得意がたくさんあるなら、それほどの努力が必要になりますが、この時点では、これからどんな努力をするかの、1つの指標が見えたと思って取り組むと良いです。

≪傾向と苦手ポイントの例≫
・傾向:英作文の問題が全体の8割を占めている→苦手:日本語を英語で表現すること
・傾向:日本史は1つのテーマで縄文~平成までを横断した設問が必ず1つある→苦手:時代ごとの暗記はわりとできているが、切り口が変わるとなかなか思い出せない

3.不得意を攻略する計画を立てる

 傾向がある程度つかめたら、不得意を攻略するための方法を考えます。これを考える際は、何を、いつからいつまで、どうやってやるかを必ず決めましょう。1年分を紙に書くのは大変ですから、インターネット上でビジネス向けなどでスケジュール管理ができるツールを活用するとよいです。

【スケジュール管理にオススメ】 brabio!

●各科目の「不得意」の攻略ポイントを考える

 例えば、先ほどの「苦手ポイント」から考えていくと、「日本語を英語で表現するのが苦手」というのは、

①英単語は日本語を見て英単語が思い浮かべられるようにする
②和文を見て英文を書く練習をする

ことを努力するのがよさそうですね。

 次にどんな教材を使って、いつまでに終わらせるかを決めます。
 例えば、持っている英単語帳を2か月で9割暗記すると決めたら、英単語数÷30日(1か月)でまず一通り終えてから、残りの1か月を覚えていないところに充てるのもいいですね。

 【いつまでに終わらせるか】を決めて、1か月、1日の目標を逆算していくことを心掛けるとよいでしょう。

4.得意を伸ばす計画を立てる

 今得意なことでも、やり続けなければ、試験当日には中途半端なレベルまで落ちてしまっている可能性があります。不得意分野を練習した後の息抜きだと思って、得意な分野もできるだけ整理しておいて、忘れていないかを確認したり、得意な分野から少しずつ苦手な分野も克服できるように、より負荷をかけて勉強することをオススメします。

 例えば、日本史の一問一答は得意だけど、歴史の流れを説明するまでは応用が利かないという場合には、歴史を「点」としてではなく「線」や「面」としてとらえたら良いかもしれませんので、このようにやってみてはいかがでしょうか。

1.一問一答集を通常通りやる
2.1ページ終えた後、文章中のキーワードを、いつ、どこで、どんな理由で、だれが、どうやって起こしたのか、起きた後の日本はどうなったのかといった観点で思い出す作業をする

 こうして、「点」に少しずつ肉付けしていくことで知識が徐々に厚くなっていき、「得意」という入口から不得意に取り組むことができます。

5.「予備日」を入れることも忘れずに!

 科目ごとに、具体的に何をやるべきかがまとまったでしょうか。

 ここでひとつ、忘れてはいけないことがあります。
 それは、「計画には必ず遅れが生じる」ということです。特に、苦手分野に取り組めば取り組むほど、そういった予定外が起こりえます。

 そこで「予備日」を計画にいれることを忘れないでください。
 「予備日」を月数回入れて、遅れが生じた際の保険として多少取り戻す余裕を作っておくと、遅れが生じても取り戻す余裕が生まれ、大きな修正をするリスクを減らすことができます。

 計画ができたら、あとは1日1日、勉強を積み重ねていくだけです。
 朝は、今日一日で何の勉強をするかを確認し、その日の進捗度によって締切をずらす必要があれば予定を変更します。多少の遅れは次の日に多めにやる、といったルールを決めておくのも良いでしょう。

「計画」は、きっちりやるためではなく、課題をはっきりさせるため

 お読みいただいた通り、「計画」は【計画通りにきっちりやる】ことよりも、【ゴールまでの課題を洗い出す】ことや【途中で修正する】ことを重視します。

 「計画」とは、
・ゴールまでの距離をはかるもの
・課題を洗い出して、攻略するための作戦
・ゴールまでの道を目に見える形で示す標識 です。

 何からやっていいのか分からない人は、自分の課題を整理できていない証拠です。少し時間がかかるかもしれませんが、自分の課題が分かると、やらなきゃ!という力がきっと湧いてきますから、ぜひ試してみてください。

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1984年生まれ、北海道在住の女性ライター。在学時は、高校時代の経験をもとに、高校生の進路選択や大学生の就職、それらに関する社会の仕組みのあり方を研究。得意科目は英語。