2015年09月13日(Sun)13:01

サイエンス・コミュニケーション。科学との対話でギャップを解消

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コミュニケーションという言葉はよく耳にします。サイエンスという言葉も決して耳慣れない言葉ではありません。ですが、この2つが組み合わさった「サイエンス・コミュニケーション」という言葉の意味をご存じの方はいらっしゃるでしょうか。今回は皆さんと科学とのギャップを埋める「サイエンス・コミュニケーション」についてご紹介します。
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1・「理科離れ」という言葉

数年前からメディアでは国内外の学力調査などの結果が出るたびに「理科離れ」という言葉が取り上げられます。理科、ひいては科学への興味関心が薄れているとそう言った場合は報じられることが多いようですが、現代の我々の暮らしは科学の恩恵から離れることは難しいものとなっています。
実際は科学の恩恵から離れていないにもかかわらず、離れていると言うギャップはどうして生まれるのでしょうか?

2・日常の科学を理解する

普段私たちはスマートフォンやタブレット端末などがなぜ動くのかであったり、アプリケーションが内部でどのように処理されているかの仕組みを知らずとも使うことが出来ます。
こういった「よく分からないけれど使っている」という現象、皆さんの周りにはありませんか?普段の生活を思い出してみてください。
こういった皆さんと科学の間にあるギャップを埋めようと言うのが、サイエンス・コミュニケーション、あるいは科学コミュニケーションと呼ばれる活動です。

3・知識と技術は科学者だけのものではない

このサイエンス・コミュニケーションの活動形態は様々です。たとえば、子供向けに行われる科学実験教室なども、子供たちに身近な現象の仕組みを理解してもらう為に行われます。
一般向けであれば、大学の教授などを招いて行われるサイエンス・カフェという取り組みがあります。これは講演会のように格式張らず、飲み物片手に気軽に科学と技術の話をカフェでする談義のようにしようというものです。大学などの研究機関や自治体が行っているものが多いようですが、それ以外が主催するものもあります。また、その時の議題も主催者によって多様なものとなっており、自分の知らない分野の話を聞くことでその分野に興味を持つというきっかけにもなります。

4・実践的な理解

勉強の息抜きにぜひともこれらのサイエンス・コミュニケーションの活動に参加されることをおすすめします。
受験生の皆さんであれば、普段の授業や自習で理科分野の様々な仕組みや現象の理由を勉強しているかと思います。新鮮な知識が入っているうちにサイエンス・コミュニケーションに触れることでより理解を深めることができ、単なる暗記で終わらない知識として育てることが可能です。

おわりに

いかがでしたでしょうか?理科、科学は難しそう面倒くさい、何かよくわからない…。科学技術の結晶であるスマートフォンやゲーム機を持った手でそんな事を言うのはもったいない事です。最近では全国各地で自治体や学術機関を始め、科学技術への理解を増進する活動を継続的に行おうと言う動きがあります。
興味を持たれた方は、ぜひ「サイエンス・コミュニケーション」や「サイエンス・カフェ」などでお近くのイベントを調べてみてください。

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宮沢賢治と同じ学校を出、彼のように石を愛する理系女子です。 博物館ガイドや科学技術の理解増進プロジェクトに関わっていた経験を活かし、学校以外の場所での学びや学習支援についてご紹介できれば嬉しいです。